IT講習会の現在までの開催状況について

議会報告
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大毛委員 おはようございます。教育費の関連で2問質問をしたいというふうに思います。
 まず初めに、第7項の社会教育総務費の関連で質問をさせてもらいます。IT講習会が実施をされ、多くの方々が受講されているように聞いております。堺市におけるIT講習会の現在までの開催状況についてご説明を願いたいというふうに思います。
西生涯学習課長 本市におきましては、平成12年度から13年度末にかけまして約2万4,000の住民を対象としましたIT講習会を開催中でございます。主に社会教育施設や小・中学校のコンピューター室において、2日間ないし4日間で計12時間の講習を受けていただいております。
 講習会の現在までの開催状況ですが、青少年センターなどの社会教育施設で、この3月から10月までの間に147講座を開催し、定員2,940名に対し定数を超える応募をいただきましたが、実際に受講いただいた方は2,712名で、率で申し上げますと92.4%の受講率となっております。また、夏季休業中の小・中学校81校のコンピューター室を利用して486講座、1万3,068名を対象とする講習会を実施いたしました。また、応募者は定員をはるかに超えてございますが、実際に受講された方は1万1,197名を数え、85.7%の受講率となっております。12年度の実施分も含めまして、この10月までに計645講座、定員1万6,268名のIT講習会を開催し、1万4,169名の市民の方に受講していただいております。
 また、今後につきましては、来年3月まで引き続き社会教育施設で講習会を開催するとともに、冬季休業中の小学校45校、中学校39校のコンピューター室を利用して講習会を開催し、多数の市民の方にITに関する基礎的な能力を身につけていただきたいと考えております。また、受講者の感想につきましては、さまざまなものが寄せられていますが、おおむね好評をいただいております。以上でございます。
大毛委員 非常に好評に推移をしているということでございます。必ずしも100%の参加率ではないようでございますけれども、これあくまで抽選をした結果、参画できるという資格を得た中での方々の参加率でございますので、その点はひとつ間違いのないようにお願いをしたい。
 私、抽選で行ったというようなことでございますので、この講習会が13年度終了した場合、抽選に外れた方々、またパソコンを学びたいというような学習意欲のある方がたくさんまだいらっしゃるというふうに考えます。この抽選に漏れた方々、あるいは学習意欲のある方々に今後どのような講習会を提供するような考えがあるのか教えていただきたいというふうに思います。
西生涯学習課長 IT講習会への応募状況を見ていますと、この夏までにはどの講習会におきましても定員をはるかに超す応募がありましたが、この9月以降では、定員を超える応募のあるものと、定員を下回る、わずか数名の応募しかない講習会の両極端に分かれる状況となっております。毎月受講者の募集を行っておりますが、おおむね月前半は定数を超過し、月後半は定数をかなり下回るという状況が続いております。なお、定数を下回る講習会につきましては、ほかのコースの落選者に案内するなどして、最終的には定員分の受講をしていただいております。
 したがいまして、今後の応募の動向を見守る必要がありますが、やはりまだまだ学習意欲のある方がたくさんおられるものと考えております。IT講習会に対する国の補助は13年度で打ち切りとなります(*1) ので、市単独で同様の規模で実施することは困難でございますが、次年度におきましては、本年度の講習会用に設置しましたパソコンを活用した講習会の開催等を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
大毛委員 引き続き市独自で講習会等の検討をしていただけるということで何よりでございます。
ITを活用すれば、非常に便利に生活ができます。しかしながら、使わなくても生きていけるわけでございまして、情報通信技術にたけたIT市民を堺として育成していくことが私は必要だというふうに考えております。また、IT産業の育成についても、市として何が大切だというふうに考えているのか、その点もひとつお聞かせを願いたい。
 また、その一方で、パソコンを学びたいけれども、パソコンを買うだけの余裕がない、そういう市民の方々もいらっしゃると思います。特に高齢者は特にとっつきにくい代物でございまして、こんな情報弱者をつくらないためにも、高齢者や多くの市民の方々がパソコンに触れられる環境を整備するということも非常に大事なことだというふうに考えます。この点については、どのようにお考えでしょうか。
西生涯学習課長 インターネットや電子メールなどによりまして、生活に便利なさまざまな情報を取得することができます。このような情報通信の基礎技能を習得することは、急速に進展する情報化社会の中で生きていくために必要なことと考えております。デジタルデバイドをつくらないために、さまざまなアプローチの仕方があると思いますが、生涯学習の立場でお答えいたしますと、現行のIT講習会が13年度で終了した後も、少しでも多くの市民にITの基礎技能を習得していただくための講習会を引き続き実施できないか、また、講習会の受講者が復習したり、また、市民の方がいつでもパソコンに触れることができるような場の設定などを考えて検討してまいりたいと思っております。以上でございます。
大毛委員 検討ということですので、よろしくお願いいたします。
 IT市民を育成をするという立場になりますと、初級レベルで研修会が幾ら行われても、必ずしもIT市民の高度なレベルというのは、育成が難しいというように思います。それでは、高度なレベルを今度求めてきた場合、中級・上級クラスの。このサポート体制についてはどのようにお考えですか。
西生涯学習課長 IT講習会を実施する中で、我々としましては2つのものを得ることができたと考えております。1っは、先ほどのご答弁でも触れましたが、パソコンの機器があります。いま1つは、ITサポーターとして協力いただきました市民ボランティアの方々の存在であります。これらの方々の協力も得ながら、IT講習会を受講した方に、より高度な次元のフォローをできる体制をつくることができないかと考えております。
 ただ、IT講習会には、いまだ定数を超える応募者がいるという現状の中で、まだまだ基礎的な講習を広める必要があると感じております。また、より高度な部分に関しましては、民間の教室や、いわゆるヘルプデスクといったようなものが多数ある中で、民間の圧迫にならないように注意を払う必要があると考えております。また、堺市生涯学習推進プランにおきまして、行政が行う生涯学習事業は、市民の学習のきっかけづくりとすべきであると、そういう位置づけもございます。これらの種々の要素を勘案しながら今後検討していかなければならないと考えております。以上です。
大毛委員 民間との兼ね合いも考えながら、それを商売にしてる方々もいらっしゃいますので、その点も十分踏まえながら堺市として取り組むということでございますけれども、ぜひとも高度なレベルで市民がパソコン、IT社会を生きられるように、しっかりとサポートをしてもらいたい。堺市に来たら非常にITが進んでると言われるような、そんな施策が私は必要だろうというふうに考えます。それらの積み重ねが、市としてもIT産業の活性化につながっていくものだと信じております。
 また、パソコンの初心者には、パソコンについてすぐ教えてもらえるような環境、こういうものが必要でございます。地域レベルでITに詳しい人たちがたくさんサポーターとしてこの講習会を支えてくれました。近所で、あるいは自治会レベルで、そういう指導者が近くにいるというような情報を発信することも、情報産業の活性化につながるというふうに思います。そういうようなサポーターの方々の紹介とか、そういうようなものも、ぜひともお願いしたいと思いますけれども、この点についてはいかがでしょう。
西生涯学習課長 市民がITを活用し、毎日の生活を充実させ、地域が活性化していくために、生涯学習の立場で申し上げますと、市民の方がさまざまな生涯学習を得る手段としてITを活用することができるように支援していくことが大切であると考えております。インターネットで得た大量の情報を活用することで人々の生活、仕事だけでなく余暇の過ごし方、消費生活まで変わってきます。また、市民が主体的に生涯学習活動を始めたいと思ったときに、インターネットはさまざまな学習情報を調べる強力なツールとなります。IT講習会におきましても、情報通信技術を活用するための基礎技能を習得するだけでなく、大量にはんらんする情報を取捨選択し、良質な情報を収集する必要性を訴えていきたいと考えております。
 また、委員ご指摘の点、2点目といたしまして、初心者の方やパソコンを所有してない方にもさまざまな情報を得ていただくために、各支所に情報コーナーなどに設置しておりますソフィアネット、これはコンピューターによる生涯学習の情報検索システムでございますが、その街頭端末機を各支所の情報コーナーに設置しております。この中には学習機会や学習サービス、学習サークルの情報とあわせまして、指導者の情報も掲載しております。このような情報も活用していただくよう啓発してまいりたいと考えております。また、堺市生涯学習まちづくり出前講座、これは愛称・どこでもセミナー(*2) と申しますが、その市民の申請書等につきましては、本市のホームページからダウンロードできますが、このようなIT技術を活用する中で、市民の方が生涯学習活動にいそしんで、毎日が充実し、生き生きと暮らすことができるように支援策を充実させていきたいと考えております。以上でございます。
大毛委員 近くに、自分の身近にそういう指導してくれる方々がいらっしゃるということは心強うございますし、聞きやすいものでございますので、ぜひともそのようなサポーターの方々のご紹介も、今後も力を入れてもらいたいなというふうに思います。


*1 高度情報通信ネットワーク社会形成基本法 附則2項(検討) 政府は、この法律の施行後三年以内に、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。


*2 → どこでもセミナー 【講座名/講座の説明】 申込書用紙 (pdf file)   

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