質疑応答

平成16年予算委員会(教育費)


家庭の教育機能総合支援モデル事業について

質問1  家庭の教育機能総合支援モデル事業についてお尋ねを致します。
 家庭の教育機能総合支援モデル事業とは、具体的にどのようなことをする事業でしょうか。

 本事業は学校に地域の人材を配置し、その人材によって家庭訪問等の巡回指導、子どもと保護者の相談活動、地域や関係機関との連絡調整を行ったりするなどの活動を通して、家庭の教育機能を高めるよう支援するという事業です。

質問2  家庭の教育機能総合支援モデル事業の目的とはどのようなものでしょうか。

 本事業は、府からの委託事業として社会教育課と連携して行うものです。
 この事業に取り組むことによって、いじめ、問題行動、不登校等困難な課題を抱え、子育てやしつけに悩みや不安を抱く家庭を総合的に支援することを目的としております。
 学校の教育機能を最大限に活用し、地域の連携のもと、家庭を支援することが子どもたちへの支援にもつながるものと考えております。

質問3  学校の教育機能を最大限に活用し、地域の連携のもと、家庭を支援すると言うことですが、家庭の教育機能とはいったいどう言うものかお示し願いたいと思います。

 平成10年6月の中央教育審議会の「新しい時代を拓く心を育てるために」の答申の中で、「もう一度家庭を見直そう」という観点で、家庭での教育機能について触れられています。その中で、例えば、「家庭の在り方を問い直そう」「悪いことは悪いとしっかりしつけよう」「思いやりのある子どもを育てよう」等の項目が挙げられています。
 家庭教育は、すべての教育の出発点であります。基本的な生活習慣・生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、社会的なマナー、自制心や自立心などの「生きる力」の基礎的な資質や能力を培うことなどが、家庭の教育機能であると考えております。

質問4  このような事業を展開するのは、社会のルールや常識・倫理をきっちりと教える家庭の教育力の低下が原因として上げられるが、何故家庭の教育力が低下しているとおもいますか。

 核家族化や都市化が進み、地域とのつながりも希薄化していることなどを背景として、子育てに対して抱いている不安を誰にも相談できずにかかえこんでいる家庭があり、孤立した状況の中、家庭だけでは十分に対応できないような場合が出てきているのではないかと考えられます。
 家庭には、親などの家族が子どもに対して一定の目的をもって行う教育力である「意図的教育力」と、子どもを取り巻く人間関係や、自然・社会環境が持つ教育力である「環境による教育力」の二つの側面がありますが、この二つの教育力の相互補完機能が崩れてきているということも、家庭の教育力低下の要因であると考えられます。

質問5  『意図的教育力』『環境による教育』この二つの、教育力の相互補完機能が崩れてきた状況の中で、相互補完機能を向上せしめる為にこのモデル事業をどのような人材を活用して、事業を展開していくのでしょうか。

 子育てや教育について、サポートするという観点から、退職された校長先生、地域をサポートする観点からPTAのOB、子どもの心に寄り添うという観点から、カウンセリングマインドを持った大学生などのスタッフでチームを組み、家庭そのものや子どもに関わっていきたいと考えております。

質問6  本事業に取り組むことによって、どのような効果を期待していますか。また、学校にとってどのような影響なり意義があると考えますか。

 サポートチームのかかわりによって、保護者の意識が変化し子ども理解が深まること、そのような家庭の変化により、子ども自身の生活リズムが確立すること、不登校などが改善されることなどの効果が期待されます。
 また、家庭支援に関わっていこうと考えてくださる地域の方の力を生かし、地域と連携する中で、本事業を有効に活用することで、学校としても生徒指導等の充実を図ることができ、そのことによって子どもたちにもよい効果が持たされるものと考えております。そのような成果を全市に発信し、家庭教育へのサポートにつなげたいと考えております。

(以上) 

(要望)
 家庭の教育力を向上させることは、非常に大切なことです。
 大阪府は、3年前から実施していますが堺市としては、本年度がはじめての取り組みとなります。90校区ありますが、モデル事業として2名の指導員での取組であります。
 家庭へも、教育が必要だと感じて頂いたことに感謝を申し上げます。
 モデル事業が成功をし、今後事業の拡大が図れるよう要望を申し上げ、意識とやる気、校長先生の就職斡旋の場とならない様に!!

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