最近思うこと

2010年1月11日、成人式に思う

一人前の証として、大人の仲間入りを祝う国民の祝日、『成人の日』が今年もやって来ました。従前の1月15日が『成人の日』と固定された状況とは異なり、1月の第2月曜日と設定されてから、日にちが異なり『成人の日』の認識が薄れているような気がします。
今年は昭和45年の最多だった246万人から、ほぼ半減した127万人が新成人となりました。
結婚されたカップルが二世を複数つくらないのが原因の一つだと思いますが、少子化現象が如実に表れたような数値そのものです。
少子化も一つの社会現象ですが、成人式のあり方も社会現象のように『荒れる成人式』とテレビで報道されることが多くなっている現状であります。
今年も、成人式の日に成人式を実施せず、一日前に実施した長崎県佐世保市、福井市、埼玉県秩父市では、市長へのやじ、職員への暴行、会場のガラスを割るなど、荒れ模様の報道がありました。沖縄でも黄金色の紋付袴で国際通りを闊歩する新成人グループの、一触即発の状況も中継されていたように思います。

しかし、今年はとても嬉しい報道があり、私は素晴らしいことだと思わず拍手を送りました。それは岩手県奥州市の『日本一泣ける成人式』と題した成人式を報道してくれたことでした。
参加者の成人には知らされてないが、20年間の成長の思い出を、父や母が又、おじいちゃんやおばあちゃんが、メッセージとして成人式会場の舞台で語りかけてくれるのです。
苦労したこと、今までの頑張り、家族の絆、これからの人生に思いを馳せながら、20年間の成長を発表する様子を報道してくださいました。
本当に、感動して涙なくして見られませんでした。
沖縄の一触即発の報道時間の何十倍か長く、意識して報道してくださったテレビ局に素晴らしい感性のプロデューサーがいらっしゃることに感動しました。
悪い行いをして目立ちたがる奴もいれば、良いことをして目立たない人もいるのです。
ニュースになるから、視聴率が大事だからと言わずに、いいことが報道される、悪いことはいくら荒れても報道しない。そんな第一歩が示されたようでとても爽快な気分になりました。
新成人のアンケート調査も新聞で拝見しましたが、国の将来は暗くても、自分の将来は明るいと理解できないアンケート結果が出ています。
国あればこその人であり、人あればこその国なのです。片方が悪くて片方が良くなるはずはないのです。今年の報道のあり方に、報道の変化に期待をしたい成人の日になりました。

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